２月22日（金）、先週のオーストラリアに続いて、ニュージーランド（ＮＺ）、南アフリカでもスーパーラグビーが開幕！　日本代表ＳＨ田中史朗が加入したハイランダーズ（ＮＺ）は、日本時間15時35分から前年度覇者のチーフス（ＮＺ）と本拠地ダニーデンにあるホームスタジアム｢フォーサイス・バー・スタジアム｣と対戦。田中は早速、20番を背負ってリザーブ入りした。

日本のラグビーファンにはすっかりお馴染みとなった丸坊主姿となった田中。今週、ライバルであるＮＺ代表オールブラックスのＳＨアーロン・スミスに刈ってもらったものだという。田中はＮＺの国営放送だけでなくアメリカの｢ニューヨークタイムズ｣でも取り上げられるなど世界的な注目を集めていた。

前半は14－16で折り返したハイランダーズは、後半一時逆転に成功したものの27－35と８点リードされて迎えた66分、ついにその時がやって来る。先発のＳＨスミスに変わってＳＨ田中が入り、日本人選手として初めてスーパーラグビーのピッチに立った。田中はパスやタックルで持ち前の強気なプレーを見せたが流れを変えることはできず、結局27－41でノーサイド。ハイランダーズはホームで迎えた開幕戦を白星で飾ることはできなかった。

試合終了直後、ＴＶのインタビューで田中は｢（スーパーラグビーデビューができて）とても興奮しています。とてもいいグランドでプレーできて感動しています。個人的なパフォーマンスは悪くなかったが勝ちにつながらなかったので残念です。スーパーラグビーは、タフでスピーディーで、ファンタスティックスポーツです！　（日本の）トップリーグと比べてとてもタフです。これからも日本のために全力でラグビーを盛り上げていきたいと思いますので応援よろしくお願いします｣と興奮冷めやらぬ表情でコメントした。

ハイランダーズは１週休みとなり、３月９日（土）にホームの一つＮＺのインバーカギルに南アフリカのチータースを迎える。

 

ＨＯ堀江翔太も続いた！　日本人ＦＷとしてスーパーラグビー初出場

同日、日本時間17時35分からＨＯ堀江翔太の所属するレベルズ（オーストラリア）が、ホームで同じオーストラリアのブランビーズと対戦した。レベルズは、優勝経験のあるブランビーズにゲームの大半ペースを握られ、13－30で敗戦。だが残り５分、ＨＯ堀江はＨＯジェド・ロビンソンに代わり、日本人ＦＷとしてスーパーラグビー初出場を達成、ラインアウトのスローイングやタックルなどを無難にこなした。

試合後、 堀江は自身のtwitter（‏@shotahorie）でこうコメントした。｢今日は少し出れました！　５年間かけて少しですが、７分でれました！　最高でしたね！　またもっと出れるように頑張りたいと思います！　応援ありがとうございました！ ｣

来週３月１日（金）、堀江の所属するレベルズは同じオーストラリアのシドニーを本拠地とするワラタスとアウェイで対戦する。